ザ・ブルーノート③ [布袋寅泰]
ブルーノートシリーズ、最後の記事は機材。演奏終了直後に布袋師匠のお足元へ直撃。アンプ出力を二系統に分けていた。これは曲ごとの使用Guitarのアサインを変えて使っていたようだ。右奥のドラムセットの横にあるのは、長らく使っているDivided by 13のFTR37と思われる。布袋師匠がこんなに長きに渡って同じアンプを使っているのは珍しいことで、よほどマッチしたのだろう。真空管を積んだハンドメイドのアンプだ。
左はKEMPER Profiling AmpをBognerのスピーカーに接続している。KEMPERは右の÷13と違い、デジタルギターアンプである。過去「DOBERMAN」でレコーディング/ツアー共にHUGHES&KETTNERのzenTeraというデジタルギターアンプを使用したことがあったがそれ以来ではないか? 各国の演奏旅行で大掛かりな機材の運搬はハードルが高いためKEMPERの導入したのではないだろうか。レコーディング風景の写真を拝見すると必ず顔を見せている。
このアンプは単純に色んなアンプモデルをシミュレートし、一時流行した所謂「モデリング」とはちょっと違う。勿論モデリングもプリセットに用意はされているのだが、このアンプの肝は「プロファイリング」である。アンプに対して、自分の音を「聞かせて憶えさせる」というもの。この儀式は数分と掛からずに終了するらしい。いわゆる「キャリブレーション」というやつだ。恐ろしい時代になったものだ。こんな得体の知れないモノをいち早く使いこなす師匠の生き様は正にRockといえよう。
次に足下のペダル類。一番左はMIDIのエクスプレッションペダルではないだろうか。Roland EV-5だと思う。パッシヴのボリュームペダルと違ってKEMPERのボリュームパラメーターを直接このペダルで操作している、気がする。そのとなりはKEMPERを操作するためのフットスイッチ、まあ音色切替でしょう。それとBOSSのチューナー。これオレも使ってた。
奥はDividid by 13側、BOSSのチューナーにワウペダル。その奥はFREE THE TONEのSILKY COMP。一番奥はProvidenceのSONIC DRIVE3。シルバーのボックスはおそらくパワーサプライ。どちらの系統もドシンプル設定。結局は腕と指で鳴らす、というワケだな。
ブルーノートシリーズは以上だ。本当にその名の通りPremiumなLiveだった。ウルトラ満足。
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